2008年7月3日木曜日

ERP導入の考え

コアのシステムとしてのERPを導入する為に考えられるアプローチ
ストレスを感じながら業務を(作業者にとって)している状況はやはり良くなく、それを押し付けるのでは業務改善もままならないということも多数見受けられると感じたことから


①用意されたベンダーのアプリが自社カスタマイズが可能かどうか

帳票のカスタマイズはもちろん、伝票、フォームまでに拡張が可能かどうかで次の入替えの際のコストを最低限に抑えることを目的。
また、マスタマイズ要望に対しての実現幅を増やす目的

②カスタマイズした旧バージョンの使用が可能か

カスタマイズ工数が多いメニューに対する業務の変化パターンを考慮し、変化が無ければ新データベースでそのまま運用することも考慮

旧システムに不満があるのであれば変更もやむなしとし、旧バージョンの対応カスタマイズと新システムのカスタマイズのコストを比較検討

③別アプリに対応するか

営業端末などでは販売管理自体はインストールされていない(ライセンスの関係で)場合が多い為、別アプリからの参照、入力等が発生する場合がある。その為販売管理自体に外部からのデータを取込む機構が必須となる。
入力するアプリは別で構築し、データのやり取りを可能にし機能の差別化を図る

私の場合はWebアプリを自社で構築し、データを吐き出しそのデータをERP販売管理に取込むことを実現している。

④データベースは堅牢か

実績参照には、多角的参照を必要とするので、別にデータサーバーを持つことがERP用のデータベースに負荷をかけずにすむし、ERP用のデータベースサーバーはベンダー側に変更不可の条件を提示される場合が多いと思う。

そこで、定期的にリレーション等でデータをコピーし、多角的データを用意する必要があるので、データベース接続に耐えられるかの保障を取る必要がある。
中には安定しないデータベースも存在するので。

⑤ソリューションは統一

特に自社開発アプリでいざ開発するときに言語がちがってしまっては全てに精通する人か、言語に特化した人間を配置することとなる。
OSや、マシンのスペックとも相談しながら決定しなければならないところでもあるので出来るだけ統一化を図る

⑥将来性

そのソリューション自体の存続がどうかを判断。やすかろう悪かろうではやはりかえって高くつく。取り扱いベンダーがソリューションの販売元と直接技術問合せをできるかどうかが、トラブル解決も最後の手段になる。新OSの対応も考えなければならない。(対応速度の今までの経緯など)

⑦ソリューション自体に保守があるか

OS等のパッチを当てなければならない状況で、それにより動作が不安定になったと予想された場合、採用したソリューションに対して保守契約を求められる場合がある。
初期の見積ではその項目はうたっていない場合が多い為、確認する必要がある。
私個人的にはそれはナンセンスと考えるので、初期の段階で確認をする

⑧全ての業務を止めなければならない処理がいくつあるか

基本的に業務中に殆どの処理をこなしたいところだが、夜間にやらなければならない処理が1つや2つあるものだが、それが相当数あるERPも存在する。
採用してから、夜間処理に付き合わない為に確認する必要がある

まだ注意する点があるのでまとまったら追加します。

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